透明なゆりかご、1巻あらすじ感想

作者の沖田×華さんが高校(准看護学科)在学中に実体験を基に描かれた医療漫画作品。

20代から30代の女性を中心に共感を得て、累計325万部超を記録するヒット作品。

作者Profile

沖田×華(おきたばっか)

魚津駅近くの中華料理店を営む両親の元に生まれる。

小学4年生の頃に学習障害、注意欠陥多動性障害、中学生の頃にアスペルガー症候群と診断される。

高校卒業後に准看護師の資格、その後、正看護師の資格を取ったものの、他者とうまくコミュニケーションがとれず、その後、看護師を辞め風俗業に転身。

風俗店の待機室にあった実話誌を読んでいた時に漫画家の桜井トシフミの存在を知り、そのギャグセンスに衝撃を受け心酔していく。これをきっかけに出版社にファンレターを送ったことで桜井との交流が始まり、その際に年賀状の絵が個性的だと褒められ、漫画家になるよう勧められる。

その後『漫画アクション』(双葉社)の新人賞に応募、選外奨励賞を獲得し26歳で漫画家デビュー。現在に至る。『ハツキス』で連載中の『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、NHKでテレビドラマ化され、2018年7月から9月まで放送された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

産婦人科の光と闇、命の重さを問う問題作

×華ちゃん、90年代の日本の3大死亡原因って知ってる?

主人公、×華が産婦人科で働き始めてすぐに先生に尋ねられます。

本当の1位は…アウス(人工妊娠中絶)だから

祝福される命と祝福されない命…。
×華は産婦人科の現実を知る事になります。

×華は命について考えるようになります。

初めての分娩に立ち合い、感激します。それと同時に消える命を処理していく日々が続きます。
消える命と生まれる命がたえず交差する場所、それが産婦人科の現実なのだと痛感するのでした。

輝く命と透明な命

その重さはどちらも同じだと私には思えた―
ここにいれば「いろんな命のあり方」を見られる―

それは私にとってとても大事なことのような気がした-

野良妊婦田中さんとの出会い

野良妊婦とは、かけこみで未受診の産院に来ることを指します。
田中さんは健康保険証も母子手帳も何も持っていない上に糖尿病を患っているのでした。

DM児(新生児糖尿病に罹患した乳児)を出産

田中さんは5100gの赤ちゃんを出産しますが、アプガースコア(出生直後の新生児の健康状態を得点化し評価すること)が6でした。糖尿病を患った状態の為、血糖値が下がりやすく注意が必要です。

田中さんの失踪

名前も住所も電話番号もデタラメ。生まれたばかりの子どもを置いて田中さんは病院からいなくなってしまいました。

次の日、田中さんは病院に子どもの父親と一緒に戻ってきました。
父親ともめています。
どうやら訳ありのようでした。

田中さんの決意

不倫の末に授かった子どもに健太と名前をつけ、一人で育てる決意をして病院を去りましたが…
1人での育児は果たしてうまくいくのでしょうか?

結末はコミックスでお楽しみください。

まとめ

主人公、×華は産婦人科でのバイトを通して色々な妊婦さんと出会い、分娩、中絶に立ち会う中で「命」について考えていきます。
×華目線で語られる産科医療のリアルを漫画を通して感じてみられてはいかがでしょうか?


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